Compare

「iPhone 18 Proが23,760円」は本当にお得?ソフトバンクMNPを2年間の総額で検証

ソフトバンクでiPhone 18 ProをMNP購入すると、条件次第で2年間の端末負担額が23,760円になります。

月額にすると990円。

Apple StoreでiPhone 18 Pro 256GBを購入すると219,800円なので、

「それならソフトバンクで買った方が圧倒的に安いのでは?」

と思う人も多いでしょう。

結論から言うと、23,760円という数字自体は本当です。

ただし、これはiPhone 18 Proを23,760円で買い取れるという意味ではありません。

端末の返却、25カ月目の手続き、返却時の査定、次の機種への買い替えなど、いくつかの条件があります。

さらに、スマホを2年間使うなら端末代だけでなく、毎月の通信料金や保証料も必要です。

そこで今回は、

「iPhone 18 Proを2年間使うために、結局いくら払うのか?」

という視点から、ソフトバンクのMNP価格を検証します。

端末価格だけでなく、

  • 24カ月分の通信料金
  • 端末返却時の査定
  • 故障時の負担
  • 保証サービス
  • 格安SIMとの組み合わせ
  • 2年後の中古売却価値

まで含めて考えていきます。

※この記事は2026年9月15日時点の情報をもとにしています。料金、割引、キャンペーン、端末返却プログラムなどは変更される可能性があります。契約前には必ず最新の公式情報を確認してください。

結論:23,760円はかなり安い。ただし「購入価格」ではない

先に結論です。

2年ごとにiPhoneを買い替え、端末を返却しても問題ない人にとって、ソフトバンクのMNP価格はかなり魅力的です。

一方で、

  • 月数GB程度しか通信しない
  • 3〜5年同じiPhoneを使いたい
  • 2年後に自分で中古売却したい
  • 格安SIMを使いたい

という人は、23,760円という数字だけで判断しない方がいいでしょう。

特に重要なのが、通信料金と2年後の端末価値です。

今回のポイントを一言でまとめるなら、

「端末はいくらか?」ではなく、「2年間でいくら払い、2年後に何が残るか?」を見る必要がある

ということです。

そもそも「23,760円」はどういう仕組み?

ソフトバンクにおけるiPhone 18 Pro 256GBの販売価格は268,560円です。

Apple Storeでは同じ256GBモデルが219,800円なので、通常の販売価格だけを見るとソフトバンクの方が高くなっています。

ところが、他社からソフトバンクへMNPし、オンラインショップ割を適用すると33,000円の割引を受けられます。

さらに48回払いで「新トクするサポート+」を利用すると、1〜24回目の支払額は、

990円 × 24回 = 23,760円

となります。

一方、25〜48回目は、

8,825円 × 24回 = 211,800円

です。

25カ月目以降に端末を返却し、「新トクするサポート+」の条件を満たすことで、この後半24回分の支払いが不要になります。

つまり、ソフトバンクの安さの正体は、

iPhone 18 Proそのものが23,760円なのではなく、2年後に返却することで211,800円分を支払わなくて済む仕組み

ということです。

23,760円にするには、さらに「買い替え」も関係する

ここでもう一つ注意があります。

現在、「新トクするサポート+(特典B)」には22,000円の特典利用料があります。

25カ月目にソフトバンクで対象機種へ買い替え、「買替え応援割」の条件を満たせば、この22,000円が免除されます。

整理すると、端末負担のイメージは次の通りです。

買い方端末負担の目安
25カ月目に返却+対象機種へ買い替え23,760円
25カ月目に返却・買替え応援割なし45,760円
MNP割引後、返却せず最後まで支払う235,560円
Apple Storeで通常購入219,800円

したがって、

「iPhone 18 Proが23,760円で買える」

というより、

「約2年間23,760円で利用し、条件を満たして返却できる」

と理解する方が正確です。

返却しないなら、Apple Storeの方が安い

ここは意外と重要です。

ソフトバンクでMNPによる33,000円の割引を受けても、端末を返却せず48回すべて支払う場合は、

268,560円 − 33,000円 = 235,560円

です。

一方、Apple StoreでのiPhone 18 Pro 256GBは219,800円。

差額は、

235,560円 − 219,800円 = 15,760円

となります。

つまり、端末を自分のものにする前提ならApple Storeの方が安い計算です。

ソフトバンクの23,760円が非常に安く見える最大の理由は、

「端末価格が安いから」ではなく、「2年後に端末を返却するから」

です。

この違いは最初に理解しておきたいポイントです。

端末代だけではなく、通信料金も含めて考える

スマートフォンは端末だけでは使えません。

毎月の通信料金も必要です。

ソフトバンクの料金プランと、現在の低料金サービスを比べると、特に小容量ユーザーではかなり大きな差があります。

一例として、月5GB前後を使う人で比較してみます。

回線データ容量月額料金の目安
SoftBank ミニフィット2〜5GB6,358円
SoftBank ミニフィット2・各種割引適用〜5GB4,158円
LINEMO〜3GB990円
LINEMO〜10GB2,090円
IIJmio5GB950円
IIJmio10GB1,400円
IIJmio35GB2,400円

※期間限定キャンペーンなどは除き、通常料金を中心に比較しています。

端末価格ではソフトバンクが非常に安くても、通信料金は24カ月積み重なります。

月額で数千円違えば、2年間では数万円から10万円以上の差になります。

月5GBユーザーなら2年間でいくら払う?

ここからは具体的に計算します。

条件は、

  • iPhone 18 Pro 256GB
  • 24カ月利用
  • 月5GB前後
  • 通話料などは含めない

とします。

ソフトバンクを24カ月使う場合

ミニフィット2を5GBまで利用し、各種割引がない場合、

  • 端末負担:23,760円
  • 契約事務手数料:3,850円
  • 通信料金:6,358円 × 24カ月

合計は、

180,202円

です。

各種割引を適用して4,158円/月になった場合は、

127,402円

まで下がります。

これならかなり安く見えます。

ただし、この「割引後料金」には注意が必要です。

SoftBank 光やAir、家族回線、PayPayカード ゴールドなど、別のサービスや条件が関係します。

すでに利用している人なら問題ありませんが、

iPhoneを安くするために新しく光回線や有料カードまで契約するなら、スマホ料金だけではなく家計全体で考える必要があります。

Apple Store+IIJmioならどうなる?

次は、Apple StoreでiPhone 18 Proを購入し、IIJmioの5GBプランを24カ月使う場合です。

  • 端末:219,800円
  • 通信料金:950円 × 24カ月
  • 初期費用等:3,520円

合計は、

246,120円

です。

この時点では、ソフトバンクの180,202円より高くなります。

これだけなら、

「やっぱりソフトバンクの方が安い」

という結論になります。

しかし、大きな違いがあります。

Apple Storeで購入したiPhoneは、2年後も自分のものです。

一方、ソフトバンクの23,760円ルートでは端末を返却しています。

そこで次に、2年後の中古売却価値を考えます。

2年後に売れば、Apple+格安SIMが逆転する可能性もある

2028年にiPhone 18 Proがいくらで売れるかは、現時点では分かりません。

そこで価格を予測するのではなく、

「仮にこの金額で売れたらどうなるか?」

という形で計算します。

2年後の売却価格(仮定)Apple+IIJmioの実質2年コスト
80,000円166,120円
100,000円146,120円
120,000円126,120円

ソフトバンクを割引なしのミニフィット2で24カ月利用した場合は180,202円でした。

Apple+IIJmioの総額246,120円との差は、

65,918円

です。

つまり単純計算では、

2年後に約6万6,000円以上でiPhone 18 Proを売却できれば、Apple+IIJmioの方が2年間の実質コストは安くなります。

一方、すでにソフトバンクの各種割引条件が整っていて、月額4,158円で使える場合はソフトバンク側が127,402円。

この場合の損益分岐点は、

118,718円

です。

このように、同じiPhone 18 Proでも、

回線料金と2年後の端末価値によって結論が変わります。

さらに、2年後の売却価格をゼロ〜15万円の範囲で連続的に動かすと、損益分岐点がどこにあるかが見えてきます。

端末返却時の査定にも注意

返却プログラムを利用するなら、2年後の端末状態も重要です。

2026年8月19日以降の加入分では、ソフトバンクは返却端末の状態をA〜Dランクで判定します。

査定状態の例故障時負担金
A〜B正常品なし
C傷、打痕、へこみ、塗装剥がれ、ケース痕など最大22,000円
Dヒビ割れ、カメラレンズの傷、部品破損など最大44,000円

注意したいのは、画面が割れていなければ何でもOKではないことです。

爪に引っかかる傷やへこみ、ケース痕、カメラレンズの傷なども判定対象になります。

さらに、

  • 画面表示異常
  • タッチパネルの動作不良
  • 電源が入らない
  • 充電できない
  • バッテリー膨張による筐体変形
  • アクティベーションロック未解除

など、状態によっては追加料金以前に特典を利用できない場合もあります。

つまり、

「2年後に返せば23,760円」ではなく、「2年後に条件を満たす状態で返却できれば23,760円」

ということです。

しかも査定基準は、2年後の基準が適用される

もう一つ見落としやすい点があります。

ソフトバンクでは、返却時に査定時点の最新基準が適用されます。

つまり、2026年に購入した時点の査定基準が、そのまま2028年にも適用されるとは限りません。

返却型プログラムを利用する場合、

契約時の条件だけではなく、2年後の出口条件を確認する

ことが重要です。

AppleCare+や保証には入った方がいい?

では、査定リスクを考えるとAppleCare+などの保証へ加入した方がいいのでしょうか。

結論としては、

必須ではありません。

ただし、ソフトバンクの返却時の故障負担を抑えるという目的なら、Apple単体のAppleCare+だけを見るのではなく、ソフトバンクの「あんしん保証パックサービス」の条件を確認する必要があります。

機種購入時から特典利用申し込み完了まで、対象のあんしん保証パックサービスへ継続加入している場合、一定の故障時負担金が発生しない仕組みがあります。

一方で、保証料も無料ではありません。

ソフトバンクでは現在、対象保証サービスを最大1,980円/月と案内しています。

仮に25カ月間、毎月1,980円を支払った場合、

1,980円 × 25カ月 = 49,500円

です。

保証なしの場合の故障時負担金は最大44,000円なので、

返却時の査定対策だけを目的に約5万円の保証料を払う

と考えると、必ずしも得とは言えません。

ただし、保証には返却査定以外にも、

  • 使用中の画面割れ
  • 水濡れ
  • 故障
  • バッテリー
  • 盗難・紛失

などへの備えという価値があります。

そのため、

「返却時に損をしないため」だけではなく、「2年間安心して使うために保証が必要か」

で判断するのがよいでしょう。

実は、ソフトバンクを解約しても返却プログラムは使える

ここまで調べると、もう一つ面白い選択肢があります。

それが、

「iPhoneはソフトバンクでMNP購入し、回線だけ後から格安SIMへ移す」

方法です。

ソフトバンクでは、回線をMNP・解約した後でも「新トクするサポート+」の特典を利用できます。

つまり制度上は、

SoftBankへMNP
↓
iPhone 18 Proを購入
↓
後からLINEMOやIIJmioなどへMNP
↓
25カ月目以降にiPhoneをソフトバンクへ返却

という使い方が可能です。

これは今回の検証でかなり重要なポイントです。

「ソフトバンクでiPhoneを購入すること」と、「ソフトバンク回線を2年間使い続けること」は同じではありません。

「ソフトバンクで買って格安SIM」はどれくらい安い?

制度を理解するための試算として、次のケースを考えてみます。

  • SoftBankへMNP
  • ミニフィット2を1カ月利用
  • その後IIJmio 5GBへMNP
  • 24カ月目までIIJmioを利用

この場合、

  • 端末:23,760円
  • SoftBank事務手数料:3,850円
  • SoftBank通信料金1カ月:6,358円
  • 契約解除料:1,100円
  • IIJmio初期費用:3,520円
  • IIJmio 950円 × 23カ月:21,850円

合計は、

約60,438円

です。

数字だけを見ると、かなり安くなります。

ただし、これだけで「6万円でiPhone 18 Proを2年間使える」と考えるのは早計です。

25カ月目に端末を返却するとき、買替え応援割を利用できなければ、現在は22,000円の特典利用料が発生します。

その場合、

約82,438円

です。

さらに最大1,980円/月の保証サービスへ25カ月加入すると仮定すれば、

約131,938円

になります。

段階ごとに整理すると次の通りです。

条件2年間の総額目安
基本試算(端末+SoftBank1ヶ月+IIJmio23ヶ月)約60,438円
+買替え応援割なし(特典利用料22,000円)約82,438円
+保証サービス25ヶ月加入(49,500円)約131,938円

それでも端末を通常購入するより安い水準ですが、2年後にiPhoneは手元に残りません。

また、これは制度を比較するためのシミュレーションです。

契約直後の短期MNPを推奨するものではありません。

実際に利用する場合は、契約解除料、キャンペーン条件、解約月の料金など、その時点の条件を確認する必要があります。

25カ月目の「買い替え」にも注意

23,760円まで下げるには、特典利用料22,000円を「買替え応援割」で免除する必要があります。

現在の条件では、ソフトバンクで対象機種を購入する必要があります。

回線契約を伴わない「機種のみ購入」が対象になるケースもありますが、対象となる機種や条件は、その時点の制度によって変わります。

つまり、

2028年にどの機種を購入すれば22,000円が免除されるのか

を、2026年時点で完全に確定することはできません。

23,760円という数字を見るときは、

2年後にも現在と同じ条件が続くとは限らない

という点も覚えておきたいところです。

結局、どんな人ならソフトバンクMNPがお得?

ここまでの内容をユーザー別に整理します。

使い方おすすめ度理由
2年ごとに最新iPhoneへ買い替える◎低い端末負担を活かしやすい
端末を手元に残さなくていい◎返却プログラムとの相性がいい
すでにSoftBank光や家族割を利用○〜◎通信料金も下げやすい
月3〜5GB程度しか使わない要比較格安SIMとの料金差が大きい
3〜5年同じiPhoneを使いたい△所有型の方が分かりやすい
2年後に自分で中古売却したい△返却すると残価を自分で回収できない
スマホを傷つけやすい要注意査定・保証費まで考える必要がある
回線や買い替え先を自由に選びたいApple購入も有力所有する方が自由度は高い

まとめ:「23,760円」だけを見て決めない

ソフトバンクでiPhone 18 Pro 256GBをMNP購入し、条件を満たした場合、2年間の端末負担が23,760円になるのは本当です。

しかも、

  • 2年ごとにiPhoneを買い替える
  • 端末を手元に残さなくていい
  • 返却条件をきちんと管理できる

という人にとっては、かなり魅力的です。

ただし、実際に支払うお金は端末代だけではありません。

通信料金、保証料、特典利用料、返却査定、そして2年後に端末が残るかどうか。

ここまで含めて比較する必要があります。

特に月数GB程度しか使わない人の場合、端末を安く買えても、高い通信料金を24カ月払い続ければメリットが小さくなる可能性があります。

逆に、

ソフトバンクで端末を安く購入し、その後は低料金回線へ移る

という選択肢も制度上は考えられます。

そしてApple Storeで購入する場合は、2年後にiPhoneを売却できるという大きな違いがあります。

結局、見るべきなのは、

「iPhone 18 Proはいくらで買える?」ではありません。

「2年間でいくら払い、2年後に自分の手元に何が残る?」

です。

この視点で比べると、自分にとって本当にお得な買い方が見えてきます。